今回は、クラブの大切なスポンサーである司化成工業株式会社様をご紹介いたします。
この度、司化成の東京支店長 東日本営業統括 古清水さんと生産部門統括 南さんにインタビューをさせていただき、直接お話を伺うことができました。
🟢包装・梱包資材の専門メーカーとしての歩み
--司化成さんの創業についてと、どのようなお仕事をされているのか教えてください。
当社は1968年に、結束資材メーカーとして誕生しました。最初は阿見町のある会社の一角を借りてのスタートでしたが、1978年に現在の「みらい平」に工場を移転。その後、事務所だけを東京に移すなど、段階的に事業を拡大してきました。
「プラスチック延伸技術」を核として、梱包用のバンドやストレッチフィルム、荷物の隙間に入れて衝撃から守るエア緩衝材などを製造・販売しています。また、ストレッチフィルムを使ってパレットに積載された荷物を包装する機械なども販売しています。
🟢海外へも広がる“Japan Quality”
--包装、梱包資材に特化したメーカーさんなのですね。実際に私たちも見かけたり、手にしたことがあります。海外でも使われているのですか?
はい。海外でも「Japan Quality(日本品質)」を評価いただくことが多いです。当社の特徴は、包装資材だけでなく、それを作るための製造設備も自社で設計・開発している点にあります。その技術力を活かし、海外企業と合弁会社を設立し、製造ラインごと導入して製品を提供しています。自社でラインを開発しているからこそ、製品の品質や開発に対して大きな信頼と自信を持っています。
ストレッチ包装機 すごいスピードで梱包!
強いバンドを作る製造ライン
🟢木のぬくもりあふれるオフィス
--このオフィスはいつできたのですか?
2016年12月に完成しました。この建物は柱のない構造で、天井の木組みとガラスを含めた部分だけで200トンの重さがあり、それで全体を支えています。建築雑誌にも掲載されたんですよ。
--開放感があって素敵ですね
ありがとうございます。明るくて開放的で、働く上でもとても良い環境です。普段いると当たり前になってしまいますけどね(笑)
🟢アイデンティみらいとのつながり
--クラブのことは、どのようにして知っていただいたのですか?
実は正直に言うと、インターネットで「近場で活動しているところ」として探しました(笑)。実際スポンサーになって試合に行くとけっこう強いんじゃんって。サッカーに向き合う姿勢が違うとよく耳にします。
--スポンサーになっていただき、本当にありがとうございます。
私たちも、トップチームの選手を就労面で支援できて嬉しく思っています。本社の受付には、クラブのユニフォームや広報誌を飾っていて、来社されたお客様も「こんなチームがあるんですね」と関心を持ってくださり、話のきっかけにもなっていて、とてもいい取り組みだと思っています。これからももっともっと強くなっていただきたいですね!
🟢司化成さんからの質問~子どもたちの未来へのつながり
--クラブにはどれくらいの人が所属しているのですか?
幼稚園、小学生のスクールから中学生、高校生、トップチームまで合わせると、500〜600人ほどが所属しています。
すごいですね。サッカーを通じて育った子どもたちが、大人になったときに「あの会社、応援してくれてたな」と思い出して働いてくれたら、とても嬉しいです(笑)。
🟢インタビューを終えて
司化成株式会社さんは、自社製の設備開発から、地域とのつながりまで、幅広い視点で企業活動をされています。
クラブへの温かなご支援と期待の言葉には、地元への誇りと、未来を担う子どもたちへのエールが込められていました。これからも、司化成さんとともに、地域とクラブの絆がより深まっていくことを願っています。
工場内でプラスチックのビーズから強度の強いバンドが出来ていくまでの過程を見学させていただき、貴重な機会となりました。環境にも配慮したものづくりを進める姿が、建築美あふれるオフィスと従業員の方たちの柔らかな笑顔に表れていて、とてもステキでした。ありがとうございました!
聞き手:原信田、野中