今回は、クラブの大切なスポンサーである八潮化学株式会社様をご紹介いたします。この度、八潮化学株式会社の代表取締役専務 荻原様と管理部 総務経理課 責任者 鈴木様にインタビューをさせていただき、直接お話を伺うことができました。
🟢食品パッケージに強みを持つ企業
--八潮化学さんの創業についてと、どのようなお仕事をされているのか教えていただけますか?
昭和55年に埼玉県八潮市に印刷業として創業し、平成元年にここ守谷に移転してきました。プラスチックフィルムにカラーグラビア印刷を施し、さまざまな素材とラミネートした食品・生活用品用包装材の生産を行っています。
--具体的にはどんなものですか?
ラーメンやスナック菓子、駄菓子など、幅広いジャンルのパッケージに関わり、皆さんが一度は目にしたことのある製品のパッケージにも携わっています。衛生面の管理を徹底するため、認証を取得した衛生工場で製造を行っており、安心・安全な品質を守ることを第一に考えています。
🟢安定した需要と災害時にも強い業種
食品業界は、景気の波に左右されにくく、安定した需要が見込まれます。人は毎日食事をするので、「1日3食が5食になることはないにしても、食がなくなることもない」業種と言われています。
また、東日本大震災や新型コロナウイルスの影響を受けた際にも、保存食や家庭での調理需要の高まりによって、食品パッケージの需要が大きく増加しました。このような非常時にも求められる「生活インフラを支える仕事」であることに、誇りを持っています。
🟢国内外に広がる拠点
--従業員数はどれくらいですか?
本社は茨城県守谷市にあり、本社工場、第2工場、子会社の「エコロラミネート」など、国内に3つの製造拠点があります。加えて、タイにも関連会社があり、現在は国内外で計4工場体制となっています。従業員数は、社員が110名。社内外注や海外の現地法人のスタッフも含めると、約200名ほどの体制で運営しています。
🟢社員同士の交流の場、フットサル活動
--フットサルをしている方もいるとか?
社内のコミュニケーションの一環として、フットサル活動も行っています。タイからの転勤メンバーを中心に、10〜16名でチームを結成。地元チームとのリーグ戦に出場したり、時には優勝することもあるなど、楽しみながら交流を深めています。
🟢地域とクラブチームとのつながり
当社がクラブチームをスポンサーとして支援するきっかけは、人材不足への対応でした。クラブの選手たちがアルバイトとして働いてくれることにより、現場の助けになっています。
社長自身も地域貢献に強い関心を持っており、アイデンティみらいのように地域の子どもたちへのサッカー教室などを実施している団体との連携は、企業としても意義深いと感じています。
🟢アイデンティみらいへの期待
今後クラブチームには、地域密着型の活動をさらに広げていってほしいと期待しています。サッカーを通じて、子どもたちが夢を持ったり、イベントなど地域の人々とつながる場が増えるのは非常に素晴らしいことです。
もちろん、チームが上位を目指してくれるのも嬉しいですし、関東リーグ復帰など具体的な目標に向けて取り組んでもらえたらと願っています。怪我だけは気をつけて、長く続けてほしいですね。
代表取締役専務 荻原様 管理部 総務経理課 責任者 鈴木様
🟢インタビューを終えて
今回のインタビューを通して、身近な食品の“パッケージ”に、こんなにも多くの技術と工夫が詰まっていることに驚かされました。普段何気なく手に取っているお菓子やラーメン、その裏側には「安心・安全」を守るための現場と、誇りを持って働く人たちの姿がありました。
地域の子どもたちやクラブチームへの温かいまなざしからも、企業としてのあたたかさが伝わってきます。これからも、地域とともに歩む企業としてのさらなる成長を楽しみにしています。
お二人の笑顔がとっても印象的でした。ありがとうございました!
聞き手:原信田